蔵の大改修、大学に行っている娘の部屋に侵入し、窓から撮影するとこんな感じです。
土蔵の白壁を塗る前に両サイドに文字を刻むことになりました。(今まではありません。)
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南側は屋号・万之助の「万」に、こちらの北側は「水」と入れることにしました。
蔵の普及した江戸時代から火災ほど怖いものはありませんでした。火事除けの
まじないとして「水」の文字を入れます。減少するばかりの蔵ですが、せっかく
保存するのですから仕来たりに従いたいと思います。

余談ですが、水を司る神で雲を呼び、雨を呼ぶと言い伝えられた「龍」の文字を
入れたり、縁起の良い、「亀」「鶴」「大黒天」「鯉の滝登り」などを入れる方もいます。
また、屋号の他に家紋入れたりと様々なバリエーションがあります。
そして、城の屋根には姿は魚ですが頭は虎の「鯱(しゃちほこ)」が装飾されて
いますね。火事の際には水を噴き出して火を消すという、守り神となっています。

偉そうに講釈してますが、このような状況になったので調べた次第です。(笑)
ご存じなかった方々にも、ミニ知識としてお役にたてれば幸いです。