野田首相が消費税10%について言及しました。
さて、日本の長期債務残高が約900兆円、短期を含むと1,000兆円を
超えGDPの約2倍の借入金まみれになっています。
この対GDP比の債務残高が2倍とはギリシャを超えて先進国では最悪の水準です。

一方、楽観視でとらえれば、1,400兆円の預金残高を誇る世界一のお金持ちで
あると強調することが多いです。
しかも外国からの借入は300兆円(世界6位)に対し、外国への貸付は550兆円
(世界1位)であるから世界一の債権国ですと胸を張っている場面も多い。
また、国内の借入金が増えても金融資産が連動して増えていくならば、貸付できる
能力があるので、破綻と言う心配はないというお話もありますね。
以上の話はよく聞く話ですが、現実には借入が毎年増えていますね。資産もバッチリ
連動して増えているのでしょうか?(ありえません!)
そして、これからは少子高齢化社会の中で益々負担増のお金が必要になってきます。
現在はまだ大丈夫と言っては、結局親の財産を食いつぶして生活しているようなものです。
消費税を10%にしたところで、借金の増え方が若干緩やかになるだけの話です。
赤字は赤字のまま。。。

このままでは、流されたボートはいつか滝底に落ちてしまう。。。その滝は
前方に迫ってきています。(滝底とは破綻と言うより幸福感の持てない生活水準・
頻繁にデモや時に暴動が起きてしまうような社会)
落ちてしまわないうちに黒字転換しなければいけないのは皆分かっています。
さっと助けてくれるヘリコプタ―なんて来てくれませんからね。

負担を増やすか、支出を減らすか。。。これしかないことも分かっている。。。
ギリシャのようにみんなが公務員になりたがるような国はまっとうな国とは言えません。
家計の状況はかなり違いがありますが、公務員が一番魅力な職業となりつつある日本は、
なんかギリシャに似てると思いませんか?

※将来、振り返ってこのブログを読んだ時、「いらぬ心配だったな。」と言いたいです。