大相撲春場所、新横綱「稀勢の里」関は日馬富士関戦の完敗で怪我をし、長期戦線離脱と言う話も出たが、昨日も土俵に上がり力が入らず2敗。力士になって怪我で千秋楽の1日だけの休場しかない男が、チケット購入したお客様に横綱土俵入りも見せてくれた。
一方昨日、今日と勝たないと大関復帰が果たせない崖っぷちの関脇「琴奨菊」関に対し、同じく1敗の「照ノ富士」関は大関でありながら横に変化して楽に勝った。会場は怒涛のブーイングで拍手もほとんどなかった。
昨年の春場所千秋楽、横綱「白鵬」関が同様に変化し、あまりのブーイングにインタビューで涙し謝罪したのは記憶に新しい。しかし、心中は分からない。
今日の千秋楽、「2敗稀勢の里関:1敗照ノ富士関」戦、あっけなく優勝が決まるであろう。しかし、お客様は勝者を称賛するはずもない。
怪我をしたのは自己責任。しかし、取り口は自由っていうわけにはいかない。大相撲は興行である。お客様を楽しませる精神を忘れてはならない。このようなことは協会、親方にも責任がある。。。しかし、「営業成績の良い俺が部屋の経営を支えている」と言わんばかりに社長の言うことを全く聞かない体質があるのだろう。
鬼の形相の照ノ富士関には心技体が備わっていない。来場所の成績を以ても上の地位には推挙することはないだろう。