北朝鮮のキムジョンイルが死去しました。後継を息子に託すのは勝手ですが
独裁から国家体制が少しでも変わっていくのでしょうか?
北朝鮮で別世界と言われている平壌でも、餓死者が増えているそうです。

死去に民衆が涙を流している場面が報道されていましたが、この人たちは
恩恵を受けている割と豊かな人たちでしょう。一歩外へ出れば惨憺たる状況でしょう。

以前新聞で2,400万人の3分の1の800万人が極度な食糧不足になっていると報道されました。今年は餓死者が100万を超えるのではないかとも言われています。

江戸幕府3,000万人時代も厳しい年貢の取り立てで餓死者が出たこともありましたが、一過性のものであり藩の対応で収まってきたわけです。また敗戦により食糧難に直面しましたが、助け合いの精神で餓死者続出という状況ではありませんでした。

北朝鮮の軍部でさえ下級兵はやせ細っていますね。地方の民衆は子供から先に餓死し次に親が続いてという心が痛くなる惨状です。
また、一党独裁政治に批判するいわゆる政治犯は殺人犯よりも罪が重く、家族はおろか親戚まで連座制で処罰されるのです。恐くてなにも言えない、できないのが実情でしょう。

私たち日本人は格差社会に批判を浴びますが、いまのところ「餓死」ということがピンとこない豊な生活をしていますね。
同じ人間なのに罪のない親子が餓死していくような国家体制から、一日も早く脱却してくれること切に願っております。