当家、実家はいずれも仏教の宗派は真言宗です。
真言宗はご存知の通り、空海(弘法大師)が開祖し、その空海の肖像に
は必ず「五鈷杵」(ごこしょ)と言われるものを手にしている姿が描かれています。
また、葬儀には必ず方丈様がご持参になられます。(真言宗の場合)
五鈷杵は空海が中国(唐)で修行し、帰国時に沢山の法具のひとつとして
持ち帰ったものです。
そもそもは僧の護身用の武器ですが、「魔を祓い煩悩を砕く」とも言われています。

十年以上も前に買った五鈷杵のペンダント。キリスト教の十字架に負けていません。
五鈷杵のペンダント

これは骨董品として買ったものです。机の上に置いて、たまに手にとって
気持ちを落ち着けます。
骨董品の五鈷杵
今の日本の宗教は葬式仏教と揶揄されています。しかし、せめてご自分の家に
お仏壇があるのであれば、宗派はもちろん、ご本尊が大日如来さまでとか、どのような
教えをされているかとかは知っておくべきですね。