「神道の心を伝える・代表:小坂達也氏」のお話を抜粋させて頂きました。
【農耕民族と狩猟民族】
私達と大陸の違いは何なのか?私達は狩猟民族ではなく、農耕民族である。狩猟民族は大地からご利益を頂く。

農耕民族は大地からご利益を頂く前に大地にご利益を与える。土に空気を与え、水をやり、肥料を与える。そうやって半年後の収穫に向けて、大地にご利益を与え続ける。こうして、与えた分だけ、自分に返ってくる。また、返って来たものをありがたく頂き、感謝する為に神を讃える祭を行う。また、食事をする時には『頂きます』と言葉をかける。これが循環型社会である。しかし、狩猟民族は目の前にいる生き物を狩る。狩が上手い人間はみんなから神の様に讃えられ、英雄となる。皆がその英雄に憧れて、次に続く。しかし、狩が上手ければ上手いほど、生き物がいなくなる。生き物がいなくなると生き物がいる場所へと移動する。そして、支配が始まり、みな滅びてしまう。なぜ彼らは滅びるのか?それは自然界からご利益を頂くばかりで自然界にご利益を与えていないからである。しかし、我が国は地球創生上一度も滅びたことがない。なぜなら、目先の利益に翻弄されず、人や社会を育て、大地にご利益を与えて来たからである。どうだろう?『自然と繋がりたい!神と繋がりたい!』そう言っているあなたが神社へ行ってご利益ばかりを求めていないだろうか?また、人や社会を育てることなく、嫌いだと言って【切れる・怒る・逃げる・無視する・黙る】この様な行動を取っていないだろうか?あなたは目先の利益に意識をとらわれず人や社会を育てているだろうか?または、利益を与えられないことで誰かのせいにしていないだろうか?誰かのせいにする前に、あなたがどれだけご利益を与えたのか、考えて欲しい。あなたはあなたの為だけに働くのではなく、大地を耕すこと。それが生きるということである。素晴らしいお話で、只々頷くだけです。上記のことは我々業界のみならず全ての仕事でも考えさせられることです。成功者と失敗者の肝とも言うべきでしょうか!?人生死ぬまで勉強ですね!!