昨日13日の蔵の工事は、外土壁の再生に入りました。右面の壁はしっかりと
外土壁まで保たれています。
外壁の再生

職人さんが、寅爺ちゃんが冬の間に作り、主に雪囲いで使用する荒縄を見つけ、
市販されているものより上質とのことで使わせてほしいと。(喜)
寅爺ちゃん作の荒縄

内壁の補修が乾いたところに、外壁の下地を厚めに塗り、木枠に縄を留めて
一定間隔で縦に埋め込んでいきます。そして更にその上から土を塗って外土壁を
仕上げていきます。この荒縄があってこそ、厚い土壁の強度が増すわけです。
細かく埋め込まれる

それこそ蔵の中にしまってあった、骨董品のような機械で荒縄をこしゃいます。
近所では縄を売ってほしいとの声もかかります。
荒縄ないの機械

ストックしてある荒縄を存分に使って下さい。
寅爺ちゃん作の荒縄

この度の平成の大改修に、8代目の寅爺ちゃん作の荒縄が埋め込まれている。
                              ・・・感慨深いものがありますね。