楽しんで見ているwowowエキサイトボクシング。
昨日は初防衛のチャンピョン対ブランクがある全勝挑戦者でした。
チャンピョン・オルティス対メイウェザー・挑戦者の試合ですが、こちらをどうぞ
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完ぺきな守りの挑戦者・(黒のトランクス)に、イライラがつのったチャンピョン(白)は
4Rに頭突きをしてしまいます。謝って再度グローブを合わせるやいなや、不意打ちの
挑戦者のパンチ2発でチャンピョンはマットに沈みました。
こんな試合もあるんですね。経験豊富のレフリーは「ファイト!」とGOサインを両者に
出したらしいが、直後によそ見をしてしまい、止めることもできなかったです。
インタビュアーもヒール的な挑戦者に完全に敵意をもっていましたね。このやりとりが
結構面白かったです。

批判の矛先はまさしく三者三様に向けられていますが。。。私の個人的見解は。。。
ヒール的なメイウェザーですが一方的には責められませんね。チャンピョンの頭突きが
そもそも事の発端になっていること。何やかにやレフリーはGOサインを出していて
ルール上問題がなかったこと。(レフリーはどうもメイウェザーを擁護しているようですが、
これは自分の判定を適切なものとしたいから当然でしょうが。)

チャンピョンがファイティングポーズをとっていなかったので、挑戦者はマナーに欠ける、
スポーツマンシップに欠けるということらしいですが、チャンピョンは常に相手を見据えて
想定内として対処しなければなりません。
試合が成立しないと判断すれば、挑戦者の失格負けもありえたのですが、そうはなりませんでした。捨て身でわざわざ反則負けにいく状況ではありませんでしたので、メイウェザーのしたたかな判断力がまさったということでしょう。

チャンピョンが猛烈に抗議できなかったのは、最初に自分がやった頭突き(4Rの前半にも
バッティングで注意を受けていながら。。)の反省と即座に戦闘態勢に戻れなかった自分の
甘さ
を認めてしまったからでしょう。自分のとったマイナスの行動が、、負けを引き寄せたのです。

いずれにしても後味の悪い試合でしたが、新チャンピョンのメイウェザーがあのマニー・パッキャオと対戦することを心待ちにしております。