三月に入りましたね。昨日1日は米政策(転作)説明会に出席しました。
転作率と言えば聞こえがいいですが、稲作兼業農家から言わせれば減反率です。
減反部分に麦や大豆で転作。。。全く採算が合いませんね。

パンフ

さて昨年度は転作率(減反率と言いたいですが)は六日町地区で29%でした。
この数字でも驚きでしたが、今年度はなんと32.7%です。
要は約1/3面積が南魚沼産コシヒカリを作ることができません。ですが、魚沼を
見渡すととても3割も転作しているようには見えませんね。ほとんどコシヒカリを作付
しているようにも見えます。(確かにもち米や酒米を作付している方もおられますが。。)
何故かというと、ある稲作地域に対しこちらがお金を出して減反してもらい、その分
南魚沼で作付できる面積を確保、という「地域間調整」があるからです。
転作率

こちらはお金を出しても、作付できる方が若干得。米が安い、取れにくい土地柄の相手方も、お金をもらって減反した方が若干得ということで合意がなされているんですね。
ところが、この調整を受け入れてくれる相手方もほんの一部の地域であり、いつ断られてもおかしくありません。

米の需給バランスの問題。。。魚沼産コシヒカリは特に売れ残りました。結果が減反増です。おいしいければ高くても売れるというのは、この不況では一部の方々ですかね。
そんな中、生産から販売まで手掛けている農業者が頑張っています。当社リンク先の方々です。

10数年前までは一俵(60㌔)¥30,000以上でしたが、今や戸別補償加算でも
¥20,000です。転作率20%でもブーブー言っていましたが32.7%です。
さらには、機械代も肥料代も年々上がっています。

さて、どうしましょうか?泣いていても始まりません。コスト減と販路開拓などなど、誰と誰とで組んで、どのようにすすめていくか早急に検討しなければならないと思いました。それには信頼のおける強力なリーダーシップが必要です。